JLLグループ分析レポート 15年、世界の投資額3%減 日本は大型少なく2割減
住宅新報 2016年1月19日 号 3面
JLLグループは1月14日、投資分析レポートをまとめた。15年通年の世界の商業用不動産投資額は速報ベースで6890億ドル(前年比3%減)だった。地域別では、アメリカ大陸の投資額は前年比4%増の3130億ドルで、リーマンショック前のピーク(07年)の投資額3040億ドルを超えた。一方、EMEAの投資額は2530億ドル(前年比9%減)、アジア太平洋地域の投資額は1230億ドル(同6%減)だった。ドル高により、日本やオーストラリアの投資額が現地通貨に対して約20%目減りしていることが影響したという。
16年通年の投資額は7200億~7300億ドルと予測している。
また、日本の15年通年の投資額は399億ドル(同22%減)、円建てでは4兆900億円(同12%減)だった。取引金額500億円以上の大型取引の減少が要因。JLLでは、日本の投資市場について「15年の投資総額は前年比で減少となったものの、14年に多くみられたスポンサー間取引を含む大型取引が減少した影響であり、国内外投資家の積極的な投資姿勢に変化はないため数値だけを見て市場が減退したと言うことはできない。現在でも複数の大型案件が取引進行中であり、年明け以降、各種プレイヤーの積極的な資産取得の動きも既にみられる。地方物件の取引も増加しており、16年を通して投資市場は活況を維持すると考えられる。15年を上回る水準で推移すると予測している」とコメントしている。























