躍動するASEAN―― アウトバウンドの戦略 (3) 発展段階で異なるビジネスチャンス 開発から流通まで多様
住宅新報 2016年7月26日 号 8面

ASEAN地域の成長の過程
前回までの連載で、経済の発展状況に応じ3つのTierに分けてASEAN諸国を見てきた。Tier3(カンボジア・ミャンマー・ベトナムなど)、Tier2(フィリピン・インドネシア・タイ・マレーシア)、Tier1(シンガポール)だ。今回は各Tierで、どのようなビジネスチャンスがあるのかを別表に沿って考察する。
Tier3では基礎インフラの整備や都市整備が国家レベルで行われる。これらの国々に外国企業と競える現地企業はなく、外国からの資金や技術を受け入れる段階だ。したがって、商社・建設・製造業などの外国企業が盛んに進出する。
進出する企業の視点に立つと、現地企業を相手先として、外国人向けのホテルやサービスオフィス、駐在員向けのアパートなどを手掛けるのがビジネスチャンスの典型例だ。土地の仕入れから行うことになるので、開発事業での参入が必然となる。























