住まいは 長寿を支えるか ■2 認知症予防は世界的関心事
住宅新報 2016年8月23日 号 11面
連載: 住まいは長寿を支えるか
高齢になると認知症を発症しやすくなるのはなぜだろうか。認知症全体の約6割を占めるといわれるアルツハイマー型認知症は脳の中に特殊な蛋白質(アミロイドβ)が蓄積し、そのために神経細胞が壊れていく病気だが、その原因は分かっていない。
ただ、多くの専門家の意見が共通している点は「認知症は何かの原因で突然発症するものではなく、長年の生活習慣(その結果としての生活習慣病)に起因しているらしい」ということだ。たとえば、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者グループは15年8月、アルツハイマー型認知症の発症には9つの生活習慣が関与している可能性があると発表した。
同グループは11年には7つの生活習慣(喫煙、運動不足、低教育水準、高血圧、糖尿病、肥満、うつ病)を指摘しており、今回は更に2つの危険因子(頸動脈疾患、ホモシステイン値の高さ)を追加した。
















