小松精練・東大がコラボ 都市環境の新素材を提案 木造の耐震補強に炭素繊維
住宅新報 2016年8月30日 号 10面

耐震補強に炭素繊維活用
東京大学工学部建築学部の隈研吾研究室と共同で「サステナブル・プロトタイピング・ラボ」に取り組む小松精練(石川県)はこのほど、「素材・都市・環境」のシンポジウムを東京大学で開いた。同ラボでは「素材・構造・歴史・環境」という研究課題を、今後の都市や建築の分野に生かすことを目標に掲げている。
繊維業を主力事業とする小松精練では、染色過程で発生する産業廃棄物の有効活用に注力している。熱可逆性炭素繊維複合材料「カボコーマ」、微多孔性の発砲セラミックスで保水力に優れるエコ建材「グリーンビズ」などを独自に開発済み。複合素材も絡めた都市環境での利用拡大を推進している。
会場では、「カボコーマ」を木造建築の耐震補強やリノベーションに活用できる「ストランドロッドブレース工法」を発表展示。軽量、高強度、しなやかさや防結露などの特性に加えて、施工効率にも優れる新しい建築素材を披露した。

















