価値創造の源泉 建築と不動産のあいだ 高橋寿太郎 (8)大手企業の建築と不動産のあいだ 縦割りの弊害との戦い
住宅新報 2016年10月11日 号 10面

価値創造の源泉
建築と不動産のあいだには壁がある。ここまで何度も繰り返し、その壁の前後を行ったり来たりしながら、その正体を多面的に観察してきました。ただしその壁は、十名以下の小さな会社間で特に顕著に、交流は少なくなります。
では、大手企業の場合はどうでしょう。大手不動産会社やゼネコンになると、当然、社内か関連会社に、施工、設計、不動産開発、仲介、賃貸管理、と多くの事業部を持っていますから、顧客のための横断的な連携体制ができており、小規模企業に見られるような断絶はないはず……というのは理想なのですが、やはり大手企業にも建築と不動産の壁はあります。
また、小規模企業とはまた違った形で「社内の縦割り」として潜在しますから、なかなかやっかいです。創造系不動産も企業のコンサルティングをお手伝いするときに、いつもその点は課題です。

















