容積500%に照準 9階建てを商品化 パナホーム
住宅新報 2016年10月25日 号 12面
パナホームが17年1月に発売する「ビューノ9」は、工業化住宅で初めて9階建てを実現した、都市部の容積率500%地域の中高層建築需要を深掘りする戦略商品だ。同社は、中高層住宅の7階建て「ビューノ7」、店舗や事務所など非住宅の用途にも対応した「ビューノプロ」といったシリーズを開発し、既に商品化済み。岩手県釜石市では災害復興公営住宅を、神戸市でもこのほど賃貸併用住宅が完成するなど、全国で工業化住宅の7階建て実績を積み上げている。更に9階建てがラインアップに加わり、商業地域における新たな市場が見えてきた。
平澤博士専務執行役員多層階事業本部長(写真)は、同社が3~9階建てと定義する「多層階住宅」の戦略について、「3~9階建ての着工棟数は全着工の8.9%だが、首都圏1都3県、大阪、愛知、兵庫、京都の2県2府の都市部に82.2%が集中している。工事額規模の割合は21.4%と1棟単価が非常に大きい」と重点エリアなどを説明。
特に、高い容積率の多いエリアは、商業地域に集中しており、その多くが容積率400%、500%の防火地域。容積率400%までは7階建てで対応できるが、同500%エリアの建築需要には、工業化住宅の技術に磨きをかけた9階建て「ビューノ9」の投入が必要と判断。資産活用のコンサルティングの拠点展開と共にシェア獲得を狙う。


















