紙上ブログ 不動産屋の独り言 392 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 かつてない最悪の客との闘い(7) 何の実りもなく終わった
住宅新報 2017年3月7日 号 7面
かくして、史上最悪の客との闘いは何の実りもなく終わった。大変な額の裁判費用を負担し、車も手放して、管理物件も失い、信用にも傷がついた。相手はといえば、元々が退去するつもりだったギリギリのタイミングで51万円もの立ち退き料をせしめ、家主や管理会社である当方に甚大な被害をもたらし、「ザマア見ろ!」と叫びたくなるような勝利である。
市役所にしてやられ
実は、こんな結果になる1年も前に、男は退去していたハズだった。娘と暮らせそう、ということで急いで部屋を探していた形跡があったのだ。仲良くしていた業者から連絡があり、「その男、うちに部屋探しに来たよ。よその物件で紹介して、値段交渉も済ませて審査も降りたので、後は市役所の承認待ちです」とのこと。それが潰れた。原因は市の生活福祉課である。






















