点検・不動産投資 新成長分野への展開 宮城大学事業構想学部教授田辺信之 ホテル (3) いちご投資顧問代表執行役社長織井渉氏 「心築」で既存物件を適正化
住宅新報 2017年3月28日 号 3面
連載: 点検 不動産投資
--最近のホテル市場の動きをどのように捉えていらっしゃいますか。
マーケット全体の稼働率で見ると、東京、大阪、京都などは90%近い水準であり、全国レベルでも80%以上となっている。本投資法人に関してはこの平均を上回る数字で推移しており、ホテル事業の収益性を更に向上させるには、一部屋当たりの収入(ADR)の上昇を図る必要がある。都心部で宿泊料の上昇が行き過ぎたホテルを別にすると、地方を中心にまだ単価の引き上げ余地はあると考えている。
インバウンド観光客に対する期待が高まっているが、本投資法人のポートフォリオで見ても、インバウンドは顧客全体の15~20%程度なので、国内需要が大切であることに変わりはない。とはいえ、インバウンドは新たな顧客の取り込みであり需要の底上げに貢献する。また、大都市ではインバウンドが顧客全体の50%を超えているホテルもあるので、そうした観点からはインバウンド需要の取り込みにも注力する必要がある。























