「空き家・空き地」問題を議論 不動産学会がシンポ
住宅新報 2017年4月4日 号 2面

空き家の活用が議題となった
日本不動産学会の主催により「空き家・空き地の有効活用に向けて」と題されたシンポジウムが、3月24日に東京都文京区のすまい・るホールで開かれた。増大が懸念される空き家・空き地問題の対処法を考える上で、いかにこれらの利活用を図るかが重要と捉え、様々な角度や方法を通して、検討を試みるもの。空き地や空き家にまつわる諸問題を、地域の課題を解決に導く機会や、あるいは資産として捉えて、利活用を図る取り組みも、地方によっては試み始められている。
同シンポジウムは、国土交通省の和田康紀住宅政策課長の来賓あいさつから始まり、日本大学経済学部の中川雅之教授が「空地・空家の発生メカニズム」と題する講演を行った。
都市の不動産は、都市という生産技術を用いることの便益が、そのコストを上回る限りは活用される。居住者が死亡しても、潜在的需要者がそれを引き継ぐ。しかし、生産性の低下や人口減少などで、不動産の付加価値が半減し、加えて死亡した場合などに、潜在的需要者とのマッチングの確立が66%となった場合に空き地、空き家が発生する。
























