戦略の在り処 ◆4 「中古のジレンマ」克服 〝安さ〟が最大魅力なら成長なし
住宅新報 2017年5月2日 号 13面
連載: 戦略の在り処
国土交通省の住宅市場動向調査(15年度)によると、新築ではなく中古を選んだ理由は「予算的にみて手頃だったから」が最も多く約80%に達している。つまり「安い」ことが中古を選んだ最大動機だ。 ちなみに、「リフォームで快適に住める」と答えた割合は約27%しかない。
実はここにこそ、日本で中古住宅流通が欧米に比べて活発化しない根本的要因が横たわっている。なぜなら住宅に限らず〝安売り合戦〟は市場の消耗を招くだけだからである。安さ以外の、新築にはない魅力や利点を備えないかぎり、中古が住宅市場の中心になることはない。
新築を超える鍵


















