紙上ブログ 不動産屋の独り言 406 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 サブリース会社からの営業電話 「安心」とは言うけれど…
住宅新報 2017年6月13日 号 7面
当社の入居者募集物件に問い合わせが入った。相手は不動産会社ではなくサブリース契約の専門会社。どうもネットの空室情報を見て片っ端から電話しているような雰囲気。「お客さんがいるので案内したい」とかいうのではなく、自社でサブリース契約をして借り上げ、民泊であるとか、まるで派遣会社にパートを派遣するかのように入居する人をあっせんしてくるようだ。ホテルのように最低限の家具は置いたままにするのだろう。そのこと自体は構わないのだが、表示されている電話番号は携帯電話の番号。それには不信感が生まれる。
対応に不信感
「当社で借り上げるので家賃滞納の心配もなく、入居者を厳選しますので安心です」と言うが、その部屋は2階であって、下の入居者はかなり神経質な家族。短期間で入居者がいろいろな人に入れ替わっていたら文句を言ってくることだろう。しかも、入居するのが日本人であるとは限らない。外国人専門の民泊に使われそうな恐れもある。日本人が短期の出張などで使うなら民泊ではなくビジネスホテルかウィークリーマンションを使うだろう。外国人がいけない、人種がどうの、というのでなく、日本人とは生活習慣の違う人たちがルールを守って暮らしてくれるかどうかは分からない。いろいろな人が出入りするようだと先住者が出ていってしまうなんてこともあるだろう。確実に家賃が入るメリットより空室が増えるデメリットのほうが大きいに違いない。























