高額化進むメーカー住宅 ローン低金利などが背景に 広がる格差 影響増す富裕層
住宅新報 2017年6月20日 号 1面

主要ハウスメーカー8社の戸建て注文住宅実績
主要ハウスメーカーの16年度実績(表)を見ると、全社で戸建て住宅1棟当たりの単価・坪単価共に上昇していることがわかる。限られた需要の中、棟単価を上げることで販売数の苦戦をカバーしている様子が浮かび上がる。
また高額化は大手メーカーだけの現象ではない。住宅生産団体連合会の「戸建注文住宅の顧客実態調査」によると、三大都市圏と地方主要都市圏の平均的な顧客像では、住宅建築費が05年の3222万円から15年には3370万円へと、10年間で148万円(4.6%)増加。住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」でも、注文住宅融資利用者の購入した住宅の平均建設費は、05年の2939.9万円から15年には3226.1万円へと上昇。10年間で286.2万円(9.7%)と1割近く増えている。
どちらも、調査地域や融資を利用できる金額・面積の範囲などについてある程度制限があるため、すべてのケースを網羅しているわけではないが、大手メーカーから全国の中小工務店まで、幅広い業者の手掛ける注文住宅の平均購入額が上がっている実態がうかがえる。

















