人工光合成住宅 宮古島で実証実験 飯田GH
住宅新報 2017年7月18日 号 10面
戸建て分譲住宅事業で国内最大のシェアを持つ飯田グループホールディングス(東京都新宿区、西河洋一社長)はこのほど、大阪市立大学と共同で人工光合成技術による「IGパーフェクトエコハウス」の実証実験を年内に沖縄県宮古島で行うと発表した。
同技術は、太陽光エネルギーを利用して二酸化炭素(CO2)から水素源となるギ酸を生成する技術で、CO2の削減や新たなエネルギー源として注目されているもの。同グループは同技術を戸建て住宅に活用するため、15年に同大学人工光合成研究センターに共同研究部門を設立して研究を開始。17年に、高効率でギ酸を生成・貯蔵して水素を生成する技術と、この生成水素から高効率で発電する技術の2つを新たに開発した。これらの新技術により、戸建て住宅の屋根に搭載したギ酸生成装置でCO2を電力に変換することで、住宅の消費電力を賄うことができる可能性が高まったため、今回の実証実験を開始した。
実験用の物件は、同社のグループ企業である飯田産業(東京都武蔵野市、兼井雅史社長)が宮古島で開発を進めている大規模リゾート計画地内で建設中。同社は今回の実証実験により、太陽光エネルギーから水素を作り出して発電給湯を行う技術を確立し、「20年に『人工光合成技術によるCO2消費型の新しい住宅』の完成を目指す」としている。
















