定年、そして不動産業へ 元社会部記者の決断 いざ、実践の場へ 積み上げていく確かな時間
住宅新報 2017年9月26日 号 5面
田舎でも時間はゆっくり流れない。ネット環境の整備、複合機や電話・スマホの設定、什器備品の調達等々で時間を費やしてしまった。現役の頃と違って、今は何でも一人でこなさなければならない。
いざ開業という段になって不動産実務の勉強を始めるという体たらくである。まずは現場調査の練習でもと、売りに出ている中古物件の見学に出かけた。
新人は何も知らないと自認していたのだが、そもそも乗用車で行ったのが間違いだった。道が狭いのである。対向車が来なくてもヒヤヒヤする道の先に、売り物件の幾つかは建っていた。そして、その多くが空き家だった。
























