紙上ブログ 不動産屋の独り言 427 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 座間の殺人事件に思う アパートの〝その後〟気がかり
住宅新報 2017年11月14日 号 7面
座間のワンルームアパートで、女性8人と男性1人の頭部が発見されて、その部屋に住む若い男が逮捕されたが、こういうのは他人事ではない。長く不動産賃貸仲介管理の仕事をしていると、いつかは巻き込まれることになると思うからだ。私も、以前に部屋を仲介した外国人が地下銀行を使って本国に送金する手助けをして巨額の手数料を稼いで逮捕されたことがあった。その時にはニュース映像で当アパートの写真を見て驚いた。ケチな要求を幾つもしてきていた半面、億単位で稼いでいたというショックもあるのだが。その外国人は国外強制退去になって話は終わったが、今回の事件は比較にならないほど重い。
判断、慎重に
入居者の夜逃げや孤独死なら私も何度か経験しているが、今回の事件は殺人、しかも猟奇殺人である。そうなると、そのアパートがその後どうなるのか、そこが心配になる。当然、他の部屋に入居している人たちも退去してしまうだろう。奇麗にリフォームして家賃を大幅に値下げしたところでそのアパートに入る人などいないだろうし、もう取り壊すしかなくなるだろう。家主にとっては踏んだり蹴ったりである。漏れ聞こえる情報だと「部屋を急いで借りる必要があって急いで契約した」と言う。






















