飯野海運 「飯野ビル」が満室稼働 100年先見据えた長寿命対応
住宅新報 2011年10月11日 号 3面
飯野海運が1960年に完成した旧飯野ビルを「飯野ビルディング」に建て替える1期工事が完了し、オフィステナントも満室稼働で10月1日、東京・内幸町で開業した。
関根知之社長は竣工披露で、「十分現役として通用するビルを取り壊すことは勇気のいる判断だったが、OA化、セキュリティー、BCPといった高まるオフィステナントのニーズに応え、所有不動産の価値を高めるために建て替えを決断した」とあいさつ。工事期間中に起こった東日本大震災で資材調達に多少の混乱も生じたが、旧ビル同様に事務所、店舗の複合ビルとして開業。一般大衆に広く親しまれた「イイノホール」もカンファレンス併設で復活。コンセプトには、海運と不動産を主力事業とし創業112年を迎えた同社にふさわしい「100年先にも愛されるビル」が掲げられている。
性能面では、通常の超高層ビルより25%高い耐震性のグレード設計とし、72時間連続運転可能な非常用発電機に加え、屋上には入居テナント専用の非常用発電機設置スペースを用意。また省エネと快適さを実現するため、LED照明、デシカント空調、ビル外壁4面ダブルスキンといった最先端の設備、技術も導入。ビル全体のエネルギー消費量を、従来の同規模のビルと比べて46%削減できるという。























