旭化成ホームズがフォーラム開く 子どもの自立と空間テーマに
住宅新報 2018年3月6日 号 12面

くらしイノベーションフォーラム
旭化成ホームズ(東京都新宿区、川畑文俊社長)は2月22日、東京都千代田区の霞が関プラザホールでくらしイノベーションフォーラムを開いた(写真)。同フォーラムは10年6月から開催。16回目となる今回はテーマに「子どもの自立における子ども部屋の意義」を設定。講師には大阪市立大学名誉教授で、子どもと住文化研究センターの理事長も務める北浦かほる氏を招へいした。
北浦氏は「子ども部屋って何をするところ?」を演題に掲げ、まず絵本『かいじゅうたちのいるところ』を紹介した。この絵本は欧米の子ども部屋がどういう風に使われているかの見本になるという。北浦氏は「欧米で子どもがいたずらをしたときに部屋に閉じ込めるのはしつけ。一人にさせ、反省させて、自分の欲求不満からの解放を狙っている」と分析した。
欧米の子ども部屋の写真を紹介しながら、空間と親の役割を説明し、子どもが自己主張できるようにするのが養育の目的と言及。欧米と日本における親子関係の文化差として、欧米では▽個を認める▽子の責任を問う▽(子どもは)不満でも親に従う▽親子の信頼関係を築く▽(親が)子の心に寄り添う▽ひとり寝――を指摘。一方、日本では▽親子密着▽子の責任は問わない▽(子どもは)不満なら従わない▽親は子を見守る・世話をする▽子のプライバシーはない▽川の字就寝――と分析。日本の子どもには自律の機会がないという。

















