競売不動産取扱主任者 8月1日より申込受付開始 試験日2026年12月13日(日)

様々な不動産情報が盛り沢山!

スタンダード会員限定居酒屋の詩(2) 団塊世代のオアシスだったが

住宅新報 2018年5月22日 号 13面

連載: 居酒屋の詩

住まい・くらし
右端ビルの裏手にその店はあった(八丁堀交差点)

右端ビルの裏手にその店はあった(八丁堀交差点)

 八丁堀交差点近くに団塊世代が常連にしている焼鳥屋があった。 そこが突然店を閉めたのは14年のことだったと思う。夫婦で経営する小さな店だった。当然、団体客は来ない。若者などが騒ぐ店が苦手の団塊世代にとって、そこはオアシスだった。ただ、店の主人は糖尿病で週に3、4回人工透析に通っていた。頑張ってはいても、夜の9時を回ると疲労が目に見えて分かるので客も10時頃までには引き上げていた。

 主人が物静かな分、ママさんが明るく客と接する。時折主人がじっとうつむいたままの姿勢になっても、決してそこには目を向けない。その横顔は凛として美しく静かな決意が宿っているようだった。

 店がいつまで続くのか誰もが心配し、一日でも長く続けてほしいと願っていた。当時〝高齢者〟になりつつあった団塊世代は、所作の一つ一つにも気品があふれ、陰で夫を支えるママさんを見ていると不思議に勇気と静かな闘志がわいてきたからである。

求む!買取物件 価値ある中古不動産の売買はムゲンエステート住宅新報別冊 不動産テック.BIZ Vol.14 最新号発行 不動産×ITの最新トレンドをお届け会員会社(賛助会員を含む)のプレスリリースを一元的に集約・掲載する情報発信サイト マンション管理プレスリリースセンター

関連サービス