老朽マンションの対応 大規模修繕の合意形成 (上) コミュニケーションを工夫する
住宅新報 2018年7月10日 号 1面

お茶を楽しみながら、自由に語り合う
大京グループでは、マンション・リニューアル・ブランド「Plusidea」(プラシディア)を13年に立ち上げた。単に、修繕メニューを分かりやすくカタログ化したのではない。今後も快適に住み続けてもらうには、どうしたらいいのか。大京グループがその実現を極める思いを結実させた、一つの〝約束〟だ。
従来まで修繕工事では、管理組合とコンセプトを創り上げていく具体的な仕組みがなかった。「基本の修繕だけでなく、資産価値を高めるメニューも必要なのではないか。そうした社内での議論がブランドを立ち上げる基礎になった」(大京穴吹建設営業推進部企画推進室長の宮本和斉氏)。
そこで修繕メニューは、基本の「ベーシック」、快適性を高める「バリューアップ」、ソフト面のサービスを提案する「プラスワン」で構成。バリューアップメニューには、8つの項目で「セキュリティ」や「災害対応」「高齢化対策」などに分け、修繕後の姿で何を重視したいのかを考えるベースとしてもらう。また、合意形成に向けては、具体的な姿を〝見せる〟ことが必要だ。 大京穴吹建設では、共用部の設計図やパースを無償提供し、CG画像や実績事例で見せている。その提案資料のファイルは、奇麗な写真集のようで、管理組合への訴求だけでなく、積極的に見せて提案したいと、社員のモチベーションにもつながっている。























