居酒屋の詩(12) 心のこもった味とサービス JR小淵沢駅前「入船」
住宅新報 2018年7月31日 号 9面
連載: 居酒屋の詩
旅行シーズンである。関東では猛暑がいくらか和らぎ始めた。そこで今回は信州の入口といってもいい小淵沢駅前にある食堂「入船」(山梨県北杜市)を紹介したい。 ここは名物の「とろろ蕎麦」と地酒の「横笛」がお勧めである。モツ煮やおでんもおいしい。偶然立ち寄った旅行客がファンになって再訪することもしばしばだとか。
人気の理由はどの料理にも心がこもっていることに加え、ご主人と奥さんのサービス精神である。地元で採れた新鮮な野菜を無料で出してくれたり、酒の肴代わりに親子丼の具だけを出してくれたり…。
蕎麦は注文を受けてから仕込むらしく時間がかかるので注意が必要だ。列車の時間に間に合わなくなった客とのトラブルもあるようで、「余裕をもって注文してほしい」とのおことわり書きがテーブルの上に載っている。(本多信博)

















