手打ち蕎麦、焙煎珈琲、木工家具など、退職後始めた趣味が高じて本職になってしまったという話はよく聞くが、ここも元映画制作の美術監督だったご主人が趣味で始めたとか。新鮮さにこだわり、注文を受けてから串を刺すので、時間がかかる。BARのような落ち着いた雰囲気でゆっくりとした時間を楽しみたい。
素材は毎日、地元で仕入れ独自の手間を加えた味が天下一品。炭も地元産で地産地消にこだわる。奥さんと2人で経営するアットホームな感じがいい。カウンター席10席だけなので予約をしてから行くのが無難。
椅子は高めだが、映画監督が腰掛けているような黒い肘付のボックス型で座り心地がいい。房総のグルメといえば海鮮料理が定番だが、鴨川に行ったらぜひとも寄ってみたい希少な店である。(本多信博)


















