ニトリが宿泊事業に参入 小樽の老舗旅館の所有権取得
住宅新報 2018年8月21日 号 3面
家具小売業大手のニトリホールディングス(北海道札幌市、白井俊之社長兼COO)はこのほど、小樽市内の老舗料亭・温泉旅館「銀鱗荘」の所有権を取得し、8月20日から同社子会社のニトリパブリックが運営すると発表した。同社が宿泊事業を手掛けるのは初めてのことだ。
同旅館は、JR小樽築港駅そばの平磯岬の高台に位置し、本館と新館の計18室からなる。本館は明治時代に建てられ、昭和初期に現在地に移築、小樽市指定歴史的建造物にも指定されている。昭和14年に料亭旅館として創業し、以後大規模な改修を経て、「唯一の宿泊できるニシン御殿」として、国内外の観光客から人気を集めている。
「16年に小樽芸術村を開設した際、前オーナーから何度目かの打診があり、地域への恩返しとして同旅館の購入を決めた。ビジネスとして軌道に乗せることが必要だが、あくまで目的は小樽の振興。観光業や宿泊業は主眼ではない」(ニトリパブリック担当者)という。小樽芸術村と併せて地域振興に貢献していく方針。

















