紙上ブログ不動産屋の独り言468 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 入居者からの迷惑メール 夜中の大量送信に対応したら…
住宅新報 2018年9月11日 号 7面
年をとると就寝時間が早くなるもので、私は普段午後9時半には就寝している。その際に携帯電話は枕元に置いている。冬のある夜のことだ。私が床についてすぐにCメールの着信音がした。誰からのメールなのか、急用なのか、内容を見ようとしたらたて続けに着信音が鳴る。まだ続けて着信するかもしれないからと様子を見ていると、届いたメールの数は45通。その少し前にも同じ発信者から30通届いているので合計で75通にもなった。既に横になっていて、眠気まなこだから全部のメールに目を通すのはしんどい。インデックス検索のように早送りして用件を読んでいくと、大して急ぎの用ではなさそうなのでそのまま眠りについた。
情緒不安定で
翌朝読んでみると、メールは入居者のKさんからで、「自分はアパートの他の住人から嫌われているのではないか。このままここに住まわせてもらっていていいのだろうか」というもの。ハッキリ言って、45通ものメールにしなくても2通で伝えられるような内容。被害妄想に陥っているのと若干情緒不安定でもあるから、あまり厳しいことも言えず、軽く、「気にしないで大丈夫だよ。同じアパートの人が昨日更新契約に来たけど、Kさんの話は全く出てないから。たぶん誰も気にしてないと思うよ」と返信しておいた。実は、半年ほど前、家事が全くできない彼女との同棲生活を解消して彼女をアパートから追い出した後、彼女がストーカー騒ぎを起こして何度か警察のお世話になっている。本人はそのことを気にしているが、誰にも迷惑は掛けていない。強いて言うなら私が「余計な仕事が増えた」くらいのものだった。























