ジェクトワンが空き店舗活用 トキワ荘のまちで創業支援 公民連携シェアキッチン誕生
住宅新報 2019年2月5日 号 11面
09年設立のジェクトワンは、「ずっと続く暮らしをつくる」という理念の下、地域密着のまちづくりを進める。06年6月、空き家再生に特化した地域コミュニティ事業部を創設。空き家や空き店舗所有者をサポートする取り組みのほか、DIYが自由にできる空き家専門サイト「GOODIY(グッディー)」なども立ち上げている。
「コマワリキッチン」は、豊島区の「創業チャレンジ支援施設開設補助金」制度を利用した公民連携事業。商店街の空き店舗を活用したシェアビジネスの未来を示唆する取り組みだ。13年の住宅・土地統計調査では豊島区の空き家率は 15.8%で、23 区内で最も空き家が多い。同社地域コミュニティ事業部の石井萌奈氏は、「豊島区生活産業課の創業支援プロジェクトとして、補助金の代わりに、豊島区内で起業して地域を活性化できるプレイヤーを排出するための施設づくりというコンペに応募し、採択された」と同事業の経緯を説明する。
選定した南長崎はかつて数々の漫画家を輩出したトキワ荘があったまち。「元祖シェアオフィスともいえるトキワ荘の土壌、創業の熱を感じられる一方、シャッターが下りた店舗も多い。地元でヒアリングを進めると『気軽に食事できる場所がない』という声が多く、シェアオフィスをシェアキッチンという形に変え、新しい施設をつくれると考えた」(石井氏)。


















