住宅・不動産企業、ZEBへの注目高まる SDGsや外資テナントの要請背景
住宅新報 2019年4月2日 号 4面

不動産協会が開いたセミナーの様子
3月20日午後、不動産協会は、都内で会員向けに環境先進ビル・ZEB事例セミナーを開催した。このセミナーは、1月末に福岡市で実施したZEB見学会の3物件を対象に、物件の企画・建設に携わった担当者が解説したものだった。
事例で紹介したのは、「ZEB Ready」を日本で初めて賃貸オフィスビルで実現した「JS博多渡辺ビル」(福岡市博多区住吉4丁目)。オフィスビルの約7割を占める賃貸ビルのZEB化は、コストを負担するオーナーが投資回収メリットを享受しにくい。同物件では、ZEBに関係しない部分でのコスト削減などで、通常のビルと変わらない水準に抑えた。このため、投資回収年数も通常ビルと変わらない一方、テナントにはより快適な執務環境を提供できると言う。
中規模オフィスビル更新による普及型ZEBの事例として「ダイキン工業福岡ビル」(福岡市博多区榎田1丁目)を挙げた。空調・換気、照明設備を更新し最適制御することで「ZEB Ready」を実現。また、ダイダンの「エネフィス九州」(福岡市中央区警固3丁目)は、太陽光発電など再生可能エネルギーの有効利用や自社開発の照明・空調一体型ユニットの導入などで「ZEB Ready」を実現した、次世代オフィスとして紹介した。
























