進化する「団信」(上) カーディフ生命保険社長 久米保則 保険の本質を知る リスクの確率よりも、大きさに備える
住宅新報 2019年4月9日 号 5面
カーディフ生命保険は子会社のカーディフ損害保険と共に、住宅ローンに付帯する保険事業を行う会社である。住宅購入というエコシステム(ビジネス生態系)の中ではいわば辺縁にいる存在だが、当社が提供するサービスを紹介しながら団信の価値を3回にわたってお伝えしたい。
住宅ローン保障の基本は「団信」として知られる団体信用生命保険である。ローンの借り手の死亡という大きなリスクイベントの発生において、保険金によってローン残高を返済することで、遺族が直面する困難のうち、少なくとも住居に関する問題は解消し、貸し手側の債権保全も確実にするものである。
では、このリスクがどの程度の確率で起きるかをご承知だろうか。下図は35歳で家を購入し60歳で住宅ローンを完済するというケースを念頭に、簡易生命表に基づいて、男性が60歳になるまでの25年間に死亡する確率を累積的に示したものである。その最終値は5.8%である。

























