住宅の構造は工法・構法にかかわらず、建物が完成すれば在来木造であれ、メーカー住宅であれ、どれも同じにしか見えません。しかし、熊本地震のような大きな災害が起きたときに工法や構造の違いが現れます。
その前に大きな地震の報道映像などを見ると、メーカー住宅だけが生き残り、在来工法住宅が倒壊したような印象があります。しかし、筆者が調べた範囲では在来工法の倒壊は、手抜き工事や白蟻による構造の欠損が大きな原因を占めていて、在来工法であっても手抜き工事がなく、建築法規を守っている物は大きな被害を免れています。ただ、阪神淡路大震災などでは亡くなった人の8割が建物の下敷きになって圧死、という限界状況の中で、ほとんど倒壊のなかったメーカー住宅が住んでいる人の生命を守ったのも事実です。
工業化住宅は旧建設大臣による、建築基準法第38条の認定を取得しています。この認定はメーカー住宅の構法に一定以上の強度を義務づけています。こうした、構造レベルの高さが防災の結果につながったわけでが、今回はその構法についてです。
























