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スタンダード会員限定ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 72 シックハウス診断士(5) 誤解を招く営業トークが引き起こす

住宅新報 2019年6月18日 号 8面

連載: ADRの現場から

資格・実務
神田紀男代表

神田紀男代表

 初夏はシックハウス症候群に注意したい時期となります。シックハウスとは「居住者の健康を維持するという観点から問題のある住宅においてみられる健康障害の総称」を意味します。主な症状としてはのどの痛みや頭痛、息苦しさ、めまい、吐き気などの症状があり、代表的な原因としては、建材や家具などに含まれる化学物質が発散するホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレン等の有害物資があります。その多くは揮発性物質であり、気温が高くなるにしたがって発散量が増加するため、この時期に発症しやすくなってしまうのです。

 事業者としては特に新築販売、リフォームの際に注意したい顧客のシックハウス発症リスクですが、ここでは「悪気のない営業トーク」が引き起こしてしまったトラブルを紹介します。

 自然が豊かで静かな環境にある新築戸建住宅を探していたA氏は、営業マンB氏の「こだわりの木材を使用した、とても空気の美味しい家です」という言葉が決め手となり、物件の購入を決めました。

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