ドローンやロボットで定期点検 積水ハウス 作業者と顧客の負担軽減
住宅新報 2019年7月23日 号 12面
3つのツールはiPadやiPhoneによる簡単な操作が可能で、高精度の画像で状況を撮影・確認できるもの。同社は18年4月1日の契約物件から、建物の保証期間を従来の20年から30年に拡充しており、このスマートインスペクションは10年ごとの定期点検に導入する。
点検項目は屋根葺材、雨樋(あまどい)、トップライトなど10項目に及ぶ。同インスペクションは(1)現場は1人訪問(従来は主たる点検者と補助者の2人)、(2)見えない部分(屋根や天井裏、床下)をスマートに短時間で点検、(3)撮影データはクラウドを通じてサポートデスクと共有化し、不具合などの有無を専門スタッフが判定――が特長。従来は2人で約2時間の延べ約4時間かかっていた点検時間を、1人で約1時間45分と大幅に削減。判定結果も即座に顧客に伝えられる。
7月18日には茨城県古河市でデモ体験会を開催。小井孝員執行役員CS推進部長は「点検時間が短縮されるので、お客様の拘束時間も短縮される。(点検の)希望日が重なっても、より多くのお客様に対応できる」と述べ、「高所、天井裏という厳しい環境の作業がなくなり、労働環境が改善される。高齢者や女性でも点検できるので、より多く活躍の機会が増える」と建設業界の人手不足対策にも言及した。


















