住宅の建築を考える場合、間取りや外観にはこだわっても、外構まで神経を使う人は多くありません。しかし、住まいはエクステリアまで含めたデザインがあってこそ、完成したものになります。特に玄関周りは重要な演出ポイントです。その演出の要になるのはアプローチの考え方です。
アプローチ構成は、住宅のイメージが和風寄りであれば日本的なアプローチを、洋風寄りであれば西欧的なアプローチを構成することが基本になります。また、各エレメント(植栽や外構部品など)のプロポーションが重要です。例えば西欧的なプロポーションの代表には「黄金比」があり、日本的なプロポーションには「753の配置」(266回に登場)があります。
アプローチの取り方にはその敷地形状や建物のデザインによってさまざまですが、基本的に押さえておかなければならないポイントやパターンがいくつかあります。まずはアイストップやシンボル(植栽や外構部材、照明器具など)の配置によって視線を誘導し、アプローチ空間を豊かなものにします。こうした演出は日本庭園では典型的な手法です。
























