廣田 信子の紙上ブログ No.211 マンション管理応援歌 営業としてのフロントはもういらない?
住宅新報 2019年10月8日 号 5面

前回は、管理員の位置付けを根本的に見直しては…という話をしました。では、フロントの役割は?です。管理委託業務はシステム化され、進行状況を直接ネットで確認できれば、フロントが理事会に出る必要もなくなります。進化系の管理員が管理業務主任者の資格を持てば大抵のことはできます。
見積もりが必要になったら専門部署からネットで送信。最初から自分たちの適正価格を提示し、あとは管理組合の選択に任せればいいのです。そして、フロントに売り上げのノルマを課したり、査定に響くような仕組みは廃止することです。かんぽ生命問題を筆頭に、今、問題になっているのは、営業が、自分の売り上げ目標達成のために、顧客の信頼を逆手にとることです。先日、三井住友銀行が、支店の評価基準から個人向け営業の収益目標を廃止し、支店長が行員に販売額の目標を与えることも禁止したことがニュースになりました。営業が間に入ることで不透明な部分が生じるのであれば、それは企業にとってリスクになっていきます。
今後、目先の数字を追う営業としてのフロントはいらなくなり、理事会への専門的なアドバイスはフロント任せにせずに、社内に専門部署を設けて、直接対応していくようにしていくべきだと思います。ネットで瞬時につながり、遠く離れた名医に診察や手術さえしてもらえる時代になるのですから。
























