「母は本当に家が好きだった」 中央グリーン開発 「棟下式」執り行う
住宅新報 2020年1月7日 号 14面
ポラスグループで分譲住宅の企画や設計、販売などを手掛ける中央グリーン開発(埼玉県越谷市)は「棟下式(むねおろしき)」に取り組んでいる。これは分譲地として購入した物件に対して建物を壊す際、住んでいた人の想いに応えるために始めたもの。
大浪ふみ子さんは相続をきっかけに埼玉県戸田市の敷地売却を決心。19年11月に棟下式が執り行われた。建物は平屋で、ふみ子さんの母親が暮らしていた。母親は亡くなる前の3年間ほど特別養護老人ホームに入居していたが、施設に入る前の約10年間はふみ子さんが住み込んで世話をしていた。「母は本当に家が好きだった。亡くなった際は葬儀屋さんが家に立ち寄り、停車してくれた」(ふみ子さん)という。
敷地は1963年に父親が購入し、住居と工場を建てていた。父親が他界した後に平屋が建てられた。さかのぼればのぼるほど長く深い歴史がある。


















