都心居住の車離れが進んでいます。背景には、「運転をやめる高齢者の増加」「ライフスタイルや価値観の変化に伴う若者の車離れ」「公共交通網の整備」「駅近立地の再開発の進展」等が考えられます。そして、車が所有する物から必要なときに利用する物に変わってきたことがあります。
スーモによると、首都圏のマンション契約者のうち、07年には2割だった駐車場を使わない人が、18年には5割を超えているといいます。車所有は不要と考える人は若者ほど多く、44歳以下では半数を超えるという調査もあります。17年度の国交省の調査によると、東京23区では、過去10年間で駐車場台数が1.24倍増えたのに対し、自動車の保有台数は0.91倍とマイナスに。車の台数と駐車場の数にミスマッチが生じるのは当たり前です。しかし、相変わらず、マンションは条例で義務付けられた台数分の駐車場をつくらなければなりません。都心、駅近マンションでは、分譲時から空き駐車場を多数抱えているのが当たり前になっています。
機械式駐車場を持つマンションでは、空きが生じても設備を維持しなければならず、その負担が大きいのです。セキュリティが売りのマンションでは、空きがあっても簡単に外部貸しもできません。それでも、機械式駐車場を廃止するには条例というハードルがあったのです。今後、高齢化、公共交通網の整備はますます進みます。カーシェアリング等が充実すれば、高い駐車場使用料を払って車を所有する必要はなくなります。

























