マンションが変える宅配収納(上) 新築分譲・賃貸で採用が広がる 坪単価高騰が背景、ライフスタイル変化も要因に
住宅新報 2020年3月3日 号 4面
野村不動産が分譲する「プラウド日暮里テラス」(東京都荒川区東日暮里、総戸数63戸、21年3月上旬竣工予定)は、各住戸の玄関ドア横の専用トランクルームを使った宅配収納サービス「sharekura(シェアクラ)」を導入する。このサービスを利用することで、専有部の空間を広げる。同社はモデルルーム来場者に収納のための坪単価の話をすると、サービスの有効性を理解してくれるという。宅配収納サービスは、「収納ありきの物件選びに変化」(住宅事業本部の安永美由氏)をもたらす。
マンションでの宅配収納サービス導入は、新しいものではない。19年1月には、東京建物とエアトランクがコンシェルジュ機能付きトランクルームサービスを「ブリリア練馬高野台」(東京都練馬区高野台)で導入。東京建物は、「シェアクラ」を導入した「ブリリア西国立」(東京都立川市)のほか、いくつかの物件で宅配収納サービスを検討している。19年3月には、東急リバブルの賃貸マンション「ラクラス蒲田」(東京都大田区西蒲田)で「シェアクラ」を採用。三菱地所と三菱地所レジデンスは、19年6月に賃貸マンション「ザ・パークハビオ神楽坂香月」(東京都新宿区水道町)、「同三軒茶屋」(東京都世田谷区太子堂)で、サマリーのスマートフォン収納サービス「サマリーポケット」を導入した。
こうした流れの中で、宅配収納サービスの採用物件が増えている。野村不動産のほか、昨年12月には西日本プロパティーズ、大成有楽不動産が新築分譲マンションで、相鉄不動産は新築賃貸マンションで、それぞれ導入を決めている。

























