「エリアMICE」とは何か (上) MICEを誘致する「DMO東京丸の内」 まちでの交流拡大が必要 既存資源活用しMICE実現
住宅新報 2020年4月21日 号 4面
まず、「エリアMICE」とは、大規模一体型施設にすべての必要な機能を盛り込む一般的なMICEに対して、都市部の会議施設やホテル、商業施設、観光スポットなど都市機能を活用するものだ。「エリアMICE」は、既存の地域資源を生かすことが可能で、必要な機能を連携して提供するという特徴がある。特に、東京においては、丸の内と六本木で「エリアMICE」の取り組みが進んでいる。
19年9月、大手町・丸の内・有楽町(大丸有)エリアを会場に、フィンテック関連の国際会議「FIN/SUM」が開かれた。外国人も多く参加したこの会議で、丸の内商店会と連携し、エリア内で使えるクーポンブックを参加者に配布した。また、皇居外苑に位置し、環境省が所管する和田倉噴水公園を会議関係者のパーティ会場として利用。これまで和田倉噴水公園は、民間での利用ができなかった。更に、千葉県の南房総地域と連携し、会議終了翌日に日本のカントリーサイドを見学体験するツアーも行った。
こうした取り組みを実施したのは、「DMO東京丸の内」だ。三菱地所などが会員として参加し、エリアマネジメントの一環として都市型MICEを誘致するために、18年から本格的に活動を開始した。「DMO東京丸の内」の藤井宏章事務局長によると、MICEを呼び込むために必要なのは、海外の会議プランナーに丸の内のポテンシャルを知ってもらえるかだと言う。普段使用できない場所でのパーティやユニークな体験もMICE誘致にとって重要になる。

























