縄文人や弥生人は、狩ってきた獣の毛皮や葦や菅で編んだ敷物を、土の上に敷いて生活していました。獣の皮や植物の敷物は、当初は一重でしたが次第に重ねて(畳ねて)敷くようになり、これが畳の語源とされます。畳んで容易に移動や収納ができることから「たたみ」と呼ばれるようになったという説もありますが、これは漢字の畳は「かさなる」「厚い」という意味で、移動性や収納性を示していないことから、根拠は弱いかもしれません。
畳が現在のような藁の芯に藺草(いぐさ)の表を張った構造になったのは平安時代以降とされます。10世紀中頃の「和名抄」で藺草について「細堅宣為席」とあるので、この頃には藺草が表に使われていたと想像できます。
畳のサイズは地方によって異なりますが縦横比はどこでも長辺2、短辺1という比率です。この比率については諸説ありますが、畳はそもそも正方形の座具(座布団)でしたが、横になるため二枚並べて、寝具として使用した所から、1対2の比率が生まれたする説が有力です。寝具としての畳が現在のように敷き詰めになったのは、14世紀末頃からとされます。これは絵図「慕帰絵詞」に敷き詰め畳が描かれていることからの推察です。
























