この地上において今 住まいが未来を語り始めた ◇7 住宅評論家 本多信博 「営業」が変わる 人間と機械の新関係
住宅新報 2020年9月8日 号 11面

人間の仕事はいずれその多くをロボットがこなすようになる。そうなるとロボットを使って仕事をする人間や、更に高度な技術を開発する人間の仕事は残されるが、普通の人間は仕事がなくなり、ベーシックインカムを国から得て暮らすようになる可能性もある
不動産業界では最近、住まいやオフィスはハードではなく、住まい方や働き方などのソフトが重要なのだと言い始めた。では、ハードとソフトの関係はどうなっているのか。ソフトを生む道具がハードである。音楽を奏でる楽器、茶道と茶道具の関係、人間に例えれば、ハードは〝体(含む脳)〟で、ソフトは〝想い〟だろうか。
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ただ、ソフト重視の傾向は決して新しい動きではない。例えば、「モノからコトへ」という言葉が、モノ離れが進む若者文化の象徴として使われ始めたのはかなり前である。モノを所有するよりもそれをタイムリーに利用してその時その場を楽しむこと、旅行やイベントなど様々な体験をすることにこそ豊かさの本質があるという価値観である。
















