この地上において今 住まいが未来を語り始めた ◇9 住宅評論家 本多信博 今を予見していた〝SOHO〟 誰もがフリーランスに
住宅新報 2020年9月22日 号 17面

家が家族の憩いの場という牧歌的時代が去ろうとしているのかもしれない。もちろん、そうした機能がメインではあるが、両親はテレワークで在宅勤務が普通になり、子供もオンラインで授業を受けるのが日常になれば、住まいの機能も間取りも大きく変化していくだろう
住まいにテレワーク用のスペースをどう設けるかという議論が盛んだが、思い出すのはSOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)という言葉だ。小さなオフィスと、寝泊まりもできるプライベート空間がセットになった物件のこと。デザイナー、コンサルタント、編集ライターなどがフリーランスとして働くためのオフィスと住居を同時に低コストで確保できるメリットがある。
昨今議論されている「在宅勤務」は、あくまでも会社員であるサラリーマンが、家でも仕事ができるようにしようという話だからSOHOとはまったく概念が違うのだが、通じる部分もある。それは、サラリーマンのフリーランス化が今後始まるのではないかという見方である。
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