差別化のカギ「中間領域」とは 平屋から3階建てまで半屋外提案 建物と植栽・外構に一体感 ゆとり求めるニーズの高まり
住宅新報 2020年11月17日 号 15面

大和ハウス工業の「スカイエスリー」モデルハウス内の様子。BBQもできるベランダ提案も
「中間領域」の重要度が増している背景には、「広さ」へのニーズの高まりがある。リクルート住まいカンパニーが6月末に発表した「住宅購入・建築検討者調査(首都圏)」によると、昨年12月の調査と比較して、「広さ派」が10ポイント増加し、「駅距離派」が10ポイント減少した、などとしている。通勤通学に便利な駅近より、生活に様々な余裕が生まれる広さへと、人々が住まいに求める優先順位が変わってきている。
戸建て、共同住宅にかかわらず、コロナ禍以降、街中から郊外へと住宅ニーズが移りつつあるとの指摘・見方があるが、街中での住まいニーズは根強く存在するのも確かだ。そこで、大和ハウス工業が9月に発売した「スカイエスリー」(重量鉄骨ラーメン構造3階建て)では、「スカイフルデザイン」という「中間領域」を盛り込んだ提案を行っている。
さいたま市内に新設されたモデルハウスには、吹き抜けや大開口、中庭を通じた明るさを確保、更にハイウォールなどを採用することで、プライバシーと開放感の両立、空や緑などの外部環境を身近に感じられるよう設計されていた。LDKは隣接したベランダと一体になった空間。これによりLDKに奥行きが生まれ、視覚的な広さが感じられた。「コロナ禍以降、半屋外空間(中間領域)へのお客様の注目度が高まっており、従来の3階建て住宅の提案を強化するために導入した」(同社関係者)としている。

















