サ高住、登録数伸び鈍化 運営事業者、入居者確保に苦慮 25年100万戸に足踏み
住宅新報 2022年2月8日 号 14面

サ高住の登録件数の推移
サ高住は、高齢者の単身・夫婦世帯が増加傾向にある中で、既存の住宅では安心・安全・健康に暮らし続けることが難しいこと、更に既存の賃貸住宅ではオーナーが高齢者世帯の入居に消極的なケースがあることから生まれたものだ。各住戸の床面積が原則25m2以上で、各住戸に台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室を備え、バリアフリー構造であること、少なくとも状況把握サービス・生活相談サービスを提供することが登録の要件となっている。
ビジネスの流れは、ハウスメーカーやビルダーなどが企画し土地オーナーなどとサブリースを含む請負契約を結び、建物を建設。そこで介護事業者が入居者に対してサービスを提供するという形となる。あくまでも従来型の賃貸住宅の延長である。入居者は「アクティブシニア」と呼ばれる比較的心身が健康で介護度が低レベルから、ある程度のケアが求められる中レベルの高齢者であることが一般的となっている。
グラフは「サービス付き高齢者向け住宅情報システム」によるもの。21(令和3)年12月末までの登録件数は27万2870戸(8017棟)となっている。これまでの登録状況を見ると、10万戸に達したのは開始から約2年経過した13(平成25)年5月で、20万戸は5年経過した16(平成28)年3月。約10年が経過した21(令和3)年12月末で27万戸強であることを考えると、登録件数の伸びが鈍化していることは間違いない。25年度までに100万戸を達成するのは難しい状況に見える。

















