住友不・東大・武蔵野大 既存住宅改修で共同研究 全面改修の省資源・省CO2を定量分析
住宅新報 2022年3月1日 号 13面

改修現場の実地調査の様子
住友不動産、東京大学大学院新領域創成科学研究科の清家剛教授、武蔵野大学工学部環境システム学科の磯部孝行講師は、既存住宅の改修における環境評価手法の確立に向けた共同研究を21年12月から開始した。基礎や躯体を再活用した木造住宅のスケルトン改修によるCO2排出量削減効果の検証など、都内の改修現場(3棟)で調査を実施。基礎や骨組みなどを再活用して「全面改修」を行うほうが、すべてを撤去し、一から組み上げる「新築建替え」より、廃棄物の発生や資源投入量が少なく省資源かつ省CO2であることが推測されるが、定量的な分析は行われていなかった。同研究はフェーズを分け、22年春以降、1~2年をめどに段階的に研究成果を公表する。
同研究では、3Dモデリングなど、デジタル技術を活用した調査を経て、改修による資源循環性およびCO2排出量の削減効果といった建物改修における「環境評価手法」を新たに構築することを目指す。新築においては「建物のLCA指針」など一般化されているが、改修における同様の手法は現在確立されていない。

















