建築は基本的に平面で構成されています。しかし、デザイン的に曲面(R面)を取り入れることで、自然物に近いイメージが付加され、より身近な造形として建築を感じることができます。
曲面には二次曲面と三次曲面があります。二次曲面は茶筒や円筒のような面で、平面を一方向に曲げてできた面です。三次曲面は二次曲面にもう一つの曲面軸を取り入れたもので、卵や風船のような形状です。これらは単曲面と言い、単曲面が組み合わさった複雑なねじれ面などを複曲面と言います。
建築では三次曲面の導入は施工上の困難を伴いますが、二次曲面は天井や壁面など住宅でも比較的容易に取り入れられます。しかし、平面に比べ、曲面を施工するには多くの工夫が必要です。この工夫は仕上げ材や曲率(Rの大小)によっても異なります。比較的Rの大きい天井面などでは、曲率に合わせて野縁(のぶち=角材で作った下地)を組み、合板や曲面ボードを取り付けます。合板はRが1500ミリで厚みが6ミリ程度であれば手曲げで施工可能です。
























