街の不動産トラブルを解決する 21 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 上原輝夫氏 行政書士ヒューマンサポートオフィス 所長(沖縄県那覇市)
住宅新報 2022年11月8日 号 5面
連載: 街の不動産トラブルを解決する
ここでは、当事務所の対応した遺産分割事例について紹介いたします。亡くなられたお父様がお子さん4人へ遺言書で財産を指定し、おおむね全員が納得。いったんは分割協議書の作成に入ったそうです。しかし、財産には軍用地が含まれており、長男から私に「毎年の軍用地料の分配について、仏壇やお墓の管理や祭祀継承をするには物入りである旨、均等では納得がいかない」と相談があったため、協議に参加いたしました。
協議では、まず祭祀継承等には費用が掛かることから、別途、祭祀管理料を設け分配から除外することを提案しました。長男なんだから管理するのは当たり前、と難色を示す弟妹もいましたが、相続事例を挙げ、その内容が一般的に多く採用されている旨の説明を行い、全員に了承してもらいました。
次に、分配について、兄弟にはそれぞれご家族があって、お子さんが幼少期・大学進学期・義父母の介護期のライフステージがそれぞれ異なり、必要なお金が違ってきます。ですので、分配については、固定で行うのではなく、それぞれの家庭が必要な時期に多く分配できるように、お互いが助け合えるような方法を提案しました。

























