街の不動産トラブルを解決する 22 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 齋藤俊幸氏 株式会社豊木工舎 不動産事業部長(長野県長野市)
住宅新報 2022年11月15日 号 9面
連載: 街の不動産トラブルを解決する
まず、私の関わった不動産トラブル事例としまして、取引先の不動産業者から相談を受けた内容をご紹介いたします。
借り入れ資金を… 昨今の異常気象により浸水被害を受けた住宅の建て替えに当たり、金融機関から資金を借り入れ、行政からも補助金を得て新築した物件がありました。ところが、借り入れた資金等を施主側が使いこんでしまい、代金未納から新築した建物の引き渡しがされずに宙に浮き、建設会社も建設資金が回収不能になってしまったのです。転売しようにも、この物件が農家住宅であり、また水害の地域のためほぼ不可能でした。
施主は「暖簾に腕押し」状態でしたが、その後体調を崩して入退院を繰り返していることから、建築資金回収は難しいため、家屋は施主に引渡されず数年経過してしまっていました。
























