街の不動産トラブルを解決する 24 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 角谷大輔氏 プロスペックAZ株式会社(名古屋市中村区)
住宅新報 2022年11月29日 号 14面
連載: 街の不動産トラブルを解決する

私が調停人候補者となった経緯をご紹介いたします。再生可能エネルギー設置箇所のメンテナンスに入るために事業主にカギを借りようとしたところ、別に鍵を任せている会社があり、『地権者との約束でカギを貸すことができない』と言われました。このため、カギを所有している会社と口論になりました。これによって精神的にダメージを受け、病院への通院まで考えるほど追い込まれました。このような経験もあり、紛争を解決する側に立ちたいと考えるに至りました。
不動産トラブルは専門外でしたが、多くの地権者の声を聞くに当たり、地権者と買主の間でのトラブルを回避する役目を果たすことができればと思ったのです。以前、政治家だった父から私が中学生の頃に『弁護士になってくれ』と言われましたが、断った経験があります。弁護士にはなりませんでしたが、社会的に必要とされる資格であるならと、資格を取得したいと思いました。
ADRの有効性については、裁判に至らないで紛争を解決できる利便性の高い制度であると感じております。トラブルが発生した際に「覚悟を決めて裁判を起こす」もしくは「面倒ごとは嫌なので泣き寝入りをする」という両極端な二択の中間的な判断として「まずは話し合いによる解決を目指す」という選択肢を消費者がとることができることがメリットといえます。なお、これは消費者のみならず、不動産・建築事業者にとっても有益な制度であるといえるでしょう。























