ひと 〝価値ある地域の創造〟を 分譲住宅地「野きろの杜」発起人新潟土地建物販売センター社長 川上 創さん
住宅新報 2022年12月13日 号 2面
連載: ひと

アウトドアメーカーのスノーピークが参画した新潟市西蒲区和納の分譲住宅地「野きろの杜」(総区画数34区画)は、今月街びらきを迎えた。田園風景の調和やコミュニティの醸成といった付加価値の創出を図る仕掛けをハード・ソフトの双方に施した、〝地元の、地元による、地元のための〟約6600坪もの複合開発の〝言い出しっぺ〟だ。
18年7月に生まれ育った地元に用地を取得した当初は、スーパーマーケットやドラッグストアなどの商業施設を誘致し、隣を宅地分譲するといった一般的な開発を計画していたが、周辺環境との調和を考えた際、「まちに必要なのか」と疑問が生じ、十年来の友人でもある建築士の石田伸一氏に相談。対話を繰り返す中で、いったん計画を中断した。
構想を「このエリア、この地域、この風景を生かした街」を目指し、既存の田園風景との調和に重きを置く、一般的な宅地分譲の形式にとらわれない街づくりへと一新。「前例のないチャレンジ」へとかじを切り直した。大幅な方向転換を後押しした石田氏は、施設のグランドデザインや住宅の建築、共有空間のデザインなどと共に、地域課題となっている地元の木材の〝地産地消〟を実現する仕組みの構築を担った。20年に入り、コロナ禍に見舞われる中、共に県内に本社を構えるアウトドアメーカーのスノーピークに声掛けをし、同社もコンセプトに賛同、参画に至った。
























