街の不動産トラブルを解決する 26 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 熊谷真澄氏 S-concept株式会社 取締役(埼玉県鶴ヶ島市)
住宅新報 2022年12月13日 号 9面
連載: 街の不動産トラブルを解決する
トラブルにおいては、お客様から「〇〇だと思わなかった」「聞いてない」「理解できなかった」「初めてのことだから分からない」という言葉を多く聞きます。打ち合わせ時に記録を作成し署名捺印を頂いても、書面を手にして、聞いてないと平然とおっしゃる方もおられます。証拠提示しても、説明不足を理由に減額やサービスを求めてくる方もおられます。
宅建業者はプロとして、お客様より知識があり、優位な立場にあります。しかし消費者という立場を盾にSNSなどの間違った、偏った考えを信じ込み、一方的に決め付け、主張してくる方もいらっしゃるのです。購入し、住み続けるのはお客様です。初めてだからと責任から逃れず、理解する努力をし、正しい知識を付けてもらいたいと考えています。
私が調停人候補者となったきっかけですが、小さなトラブルを抱えている時期があり、精神的に参って通院していたことがあります。このようなときに、両者の意見を平等に見聞きして和解できるよう促してくれる人や相手の主張を落ち着いて聞いてくれる人、私の気持ちをちゃんと伝えてくれる人がいたらどんなにいいか、と四六時中考えていました。























