ミサワホーム 観測船上で南極帰国報告会「ドームふじ」で環境復元へ
住宅新報 2023年6月13日 号 10面
ミサワホームは6月7日、同社グループから南極地域観測隊に参加していた社員の帰国報告会を、千葉県船橋市に常設している南極観測船「SHIRASE5002」内で開催した。同社は1968年の第10居住棟以来、南極観測隊の活動や生活を支える建物を供給。これまで手掛けた建物の実績は累計で36棟、延べ床面積としては約5900m2に上る。
今回帰国したのは、第63次越冬隊員の堀川秀昭氏。堀川氏は11年にも第53次越冬隊員として活動しており、10年ぶり2回目の参加だった。昭和基地内で倉庫として使っていた既存建物の旧電離層棟の解体や管理棟の改修など、設備のメンテナンス工事などを総合的に進めたほか、標高約3800メートルの南極内陸に位置するドームふじでの「最古の環境復元」をテーマにした実証実験における新たな氷の掘削場や居住空間の建設などに従事した。
堀川氏はドームふじについて、「寒さよりも空気が薄いのが辛かった」と振り返りつつ、作業の詳細や基地の現況などを具体的に伝え、「建築の仕事が多かった。このために経験者として呼ばれたのだとつくづく思った」と実感を述べた。

















