三菱地所 起業支援施設を移転 コミュニティ重視、有楽町再開発で 女性起業家育成や学生コンテストも
住宅新報 2023年11月21日 号 4面
「SAAI」は、〝おもいつきをカタチにする事業創造コミュニティ〟。現在の会員数は300人強で、起業家などが半数、3割がクリエーターやデザイナー、士業など、2割が大企業の社員という構成となっている。会員になるための面接があり、個人の熱量を重視している。大企業の社員で起業したSaveExpatsの岩田竜馬代表取締役は、同施設に入居したメリットとして「人とのつながりが想像以上だった」と振り返った。
施設の運営は、コーポレートアクセラレーターである(株)ゼロワンブースターが行う。会員向けに提供する6つのプログラムは、東京都の女性ベンチャー育成促進事業や、中小企業庁から委託を受けて運営する学生向けビジネスコンテスト、スクール形式でやりたいことを探すビジネスパーソン向け実践プログラムなどがある。今年4月までに資金調達で25億円(16件)、大企業との連携が7件あるが、具体的な目標設定を敢えてせず、「コミュニティの熱量を重視している」(ゼロワンブースター)という。
施設の地下1階は、フリーワークスペース、座敷、会議室を設置。飲食店や喫煙スペースが同じ階にあり、集まりやすく、アイデア出しや議論の場としても機能する。1階は六角形の特別シートであるヘキサゴンやバー、ステージ、中規模イベントも可能なフリースペースであるワンダーゾーン、ラウンジで構成されている。4階に個室と固定席を用意し、法人登記を可能にしている。

























