ADR相談からみる 事業者のためのトラブル事例 ――傾向と対策 【第5回】マイホーム販売トラブルの傾向と対策
住宅新報 2023年12月5日 号 9面
人生の大半を過ごすことになるマイホームの購入に、お客様は絶対に後悔をしたくないと考えておられます。しかし、実際は組んだ住宅ローンが思ったよりも生活を圧迫したり、周辺環境がうるさく落ち着いた暮らしを送れないなど、マイホーム購入が後悔で終わってしまうことも多くあります。
お客様にとってマイホーム建築は、不動産や建築など実に様々な分野が絡み合い、そのプロセスは非常に複雑なものです。だからこそ、十分に理解しないままに建築を依頼してしまったため、後に「こんなはずではなかった」というようなトラブルが発生するケースがあるのです。
また、手抜き工事や施工不良、更にマイホーム建築を担当した営業マンがトラブルの原因となるケースもあります。それは、営業マンが自社の利益を優先するあまり、お客様の暮らしを第一に考えた提案ができなかったり、物件の悪い部分をお客様に説明をしなかったりすることがあるからです。つまり、大きく分けて(1)お客様が原因となるトラブルと、(2)事業者が原因となるトラブルがあるのです。























